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キャラクター名等わざと消してない事があります。不都合があれば遠慮なくご一報ください (C)2005KOEI Co., Ltd. All rights reserved
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 2007/08/11 Sat 15:17:45  E d i t
更新が遅くなって申し訳ありません。

待っててくれた方、本当にありがとうございます。
お待たせしました。
「古代の英雄と共に」 後篇です。

相変わらず稚拙な文章ですが、楽しんでいただけたらうれしいです。

--------------merryと冒険家達に捧ぐ---------------

副官が水と食料の残量を艦長に報告しようとやってきた。

ケープで補給する予定なので、充分な量が残っているのだが、
船内の命の元である水と食料の残量を艦長に報告する事は、
大切な副官の義務だからだ。

merryは深く広がる海と空を眺めていた。
つば広のピューリタンハットが顔に影を落とし、表情は探りきれない。
あごに左手をおき、軽く首をかしげている。

心が船上を離れ、冒険家の思索の世界に入っている時の癖である。
そこで、副官は艦長の思索の邪魔をしないように、
後で報告する事にした。





副官はmerryの端正な横顔を眺めながら、
はじめて艦長と会った日の事を思い出していた。

「あなたに求めるのは、熟練した航海知識。
そして紳士である事。いかが?」

「はい。お任せください。忠実にお仕えいたします。」

「わたしの船に乗っていいわ。でもね。
冒険の旅は思ったほど楽じゃなくてよ?」

そう言ってmerryは微笑んだ。
冷たく見えるほどの美しい顔が、その時華やかに輝いた。

その時から、この人を守り、ついていこうと決めたのだった。

女だてらに、一隻の大型船を操り、冒険を続けるmerryが、
副官には最初謎だった。

いかつい男達が、彼女の命令に素直に従う事も脅威であった。




老船員の話を思い出した。



「艦長はな、か弱いお嬢様だと思ってなめてかかったら、
目ン玉ひん剥かれるぜ?

オイラ、昔、艦長が白兵してるとこ見たことあンのよ。
そん時きゃ一隻で3隻の海賊船を相手にしてたんだ。
もちろん、相手は小型船とはいえ百戦錬磨のツワモノさ。
そりゃ口上も堂々としたもんだった。
いざ剣を交えようもんなら、海賊さえ恐れをなすほどの
威勢の良さだったぜ。

それ以来、この船にゃ艦長に逆らう者はいねぇってわけさ。」



この静かな横顔を見せる艦長の伝説のシーン。

(わたしもぜひ拝見したかったものだ)

と副官は思った。




「紀元前から・・・」

ふいにmerryが言った。

副官は続きを聞き取ろうと礼儀正しく待っていたが、
再びmerryは沈黙に戻った。

ふっ、と副官は笑みを漏らした。
独り言も考え事をしている時の艦長の癖なのだ。





(紀元前から人はどれだけ進歩したのだろうか。)

merryは考えていた。

縦横無尽に大洋を疾走する帆船を見て、彼らはどう思うだろう。
護身用に積んでいるカロネード砲を見たら、
太古の軍師は目を丸くするだろう。
愛用の望遠鏡や六分儀を当時の学者達が見たら、
驚嘆の声をあげるだろう。

文明は進歩しても、何ら変わることは無いのは人間の情感。
偉大なる自然は、人の歴史を大地に封じ込めた。
砂に埋もれた石版に残る文字が、古の物語を伝える。

神と呼ばれた男もいた。女神と呼ばれた女もいた。
紀元前までも遡る歴史の流れの中で、
彼らは確かにそこにいて、笑い、愛し、泣き、
何かを守り、何かを奪うために闘った。

そして誰にも平等に死は訪れた。
華やかな英雄達も、つつましい庶民達も、
同じように砂の中に生きていた時の息吹の名残をとどめている。

発掘とは、固く封をされた人の生き様を掘り起こしていく作業である。

何かを発見するたびに、それにまつわる人間模様を思わずにはいられない。

歴史の点と線がつながり面となり、やがて鮮やかな形を浮かび上がらせる。


そこには確かに「人」がいて、merryに語りかける。

時空を越えて語りかけてくるその声に耳を傾けよう。
ほら、たくさんの人の話し声が聞こえてくるじゃないか。

わたしはそのために冒険を続けているのだろう。
冒険とはおぼろげな霧を掴むような旅。
しかし霧の向こうが見えたときの喜びが、
次の冒険へと突き動かす原動力となる。




飛び魚が波の上を綺麗な弧を描いて飛んだ。
merryは、思索の旅から船上へと意識を戻した。


副官が邪魔をしないように距離を置いて立っている事に気づいた。


「待たせたかしら?声をかけてくれればよかったのよ?」

「いえ、艦長。急ぎの用ではございませんでしたので。」

「そう。契約どおりいつでも紳士ってわけね。」

「仰せのままに、閣下」

やや芝居がかった仕草で、副官はお辞儀をした。

端正な顔に人懐っこい笑みが広がる。

「あなたのその笑顔も歴史に残せたらいいのにね・・・。」

「は?」

「なんでもないわ。」

くすっとmerryは笑い、食料に関する報告書を受け取った。

日常と思索の中で、冒険の旅はまだまだ続くのだ。



---END---
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コメント
この記事へのコメント
これジョルジュですよね^^^^うちのかわいいジョルジュですよね^^^^^^^^^^
萌え死んだwwwwwちょろっと白兵やってた時の話まで書かれて照ーれーるー!
じゃじーあいしてる*^^^^^^^^^^^*
2007/08/11 Sat 21:40:58
URL | merry #-[ 編集 ]
先生!おかげさまで大好評ですよ!
我が 月間どる 始まって以来の快挙です!
また読者からの問い合わせも殺到です!
特に多かったのが、コミック末巻著者近影の先生のお写真を
見た方から、あの胸はさらし巻いてるのか?とか実は男だったなんてショック><などなど凄いことになってます!
2007/08/13 Mon 06:52:13
URL | ボス #-[ 編集 ]
>merry
そうです。ジョルジュをモデルにしました。
ジョルジュで変換すると「( ゚∀゚)o彡°」が出てくるのが謎です。
merryさんの素のコメントが、物語の中でカッコイイmerryさんを台無しにしてますが、いいでしょうwwww

>担当のボス
好評なようなので、原稿料あがるといいです。
著者近影への問い合わせに関しては、カメラマンの腕が悪いに違いないです。
美しくスレンダーなわたくしを見て男だとは考えられません。
次からはカメラマンとスタイリストを変えてください。
2007/08/22 Wed 06:41:58
URL | ジャジー #ac0Ame5g[ 編集 ]
かっこいいなぁ。この文章力が、表現力が欲しいわw
こんな文章を読んだらメリーに一目置いてしまうじゃんか。
2007/08/25 Sat 02:41:12
URL | 祝融夫人 #-[ 編集 ]
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